DSURFACEは、
私たちが幼少の頃から
ストリートで培ってきた鋭い感性と
厳しい鍛錬から会得したクリエイティビティを用いて
何の意味や価値を持たなかった只の壁 -SURFACE- に
新しい「意味」や「価値」を与えるために発足したクリエイティブ・オーガニゼーションです。
DSURFACEのファウンダーは、東京の都市部で生まれ育ち、子供の頃から無意識のうちにストリートのサブカルチャーを身近に感じて育ちました。そのような環境の中、私たちはグラフィティの魅力に取り憑かれ、この文化の可能性と未来の形を模索してきました。
それまではグラフィティライターとしての経験や感性を活かせる機会や仕事や生き方が日本には存在しませんでした。
しかし、海外ではグラフィティ出身のアーティストによる巨大な壁画、ミューラル(Mural)がポピュラーとなり、多くのアーティストがその道で活躍していました。違法性のある行為では決して実現できないスケールの大きなミューラルは公共芸術の中でも群を抜いて視認性が高く、どんな人でもその壁の前を通れば素晴らしい作品を見ることができます。
ミューラルに凄まじい可能性を感じた私たちは、日本でこの文化を定着させて多くのアーティストの活躍の場を増やし、より多くの人々と素晴らしい作品を共有し感動を与えたい、と強く思うようになりました。
私たちはこの目標を実現し、大きなムーブメントを起こすべく、日本の建築事情や日本人の価値観を理解した上で海外とは異なる独自のメソッドを構築し、クライアントに対して柔軟でありながらも責任感のある運営を目指しました。
まずはどのようなアーティストが存在して、どのような作風で、今までどのような作品を残してきたのかを知ることが大切です。私たちが作るリストはほんの少し知識があれば誰でも作ることができるかもしれません。しかし、私たちが他のディレクターや代理店と違う唯一の点は、私たちが彼らの作品や人間性を愛しているということです。あなたが気になったアーティストと作品に関して疑問やご質問があれば、それを答えるために私たちがいます。アート作品の価値を信じるために最も大切なことは、、、自分で好きなアーティストを決め、彼らの作品の価値をご自身でつけることです。
新築の建築物は施工に入れるタイミングが限られており、ゼネコンや職人とのコミュニケーションや情報共有が非常に大切です。海外から来たアーティストには現場でコミュニケーションが取れず、アーティストは厳しい作業環境を強いられることがあります。アーティスト本来のスキルやポテンシャルが存分に発揮されず不完全な作品を生まないために、私たちが環境調整含め施工時のサポートを行います。画材の手配や移動手段、宿泊先の提案、高所作業者や道路使用許可証の取得等も含まれます。
DSURFACEは日本のグラフィティシーンを代表するアーティストや写実表現のプロ、その他様々な作風やテーマを再現できるよう国内外に制作チームを抱えています。 クライアントが明確な意見や要望を持っていた場合でも、そのリクエストを可能な限り実現するための特別なチームを組成することが可能です。
ミューラルは大きく、時に10F建てのビルに相当する高さまで作品が描かれることがあります。見上げる形になるため絵の全貌を捉えることは地上からでは困難です。その場合、私たちはドローンやレール等の特殊な技法を用いて撮影をおこない、ミューラルの魅力や絵のディテールを美しく残す独自の手法でクリエイティブを納品します。
注:このページに掲載されている画像はDSURFACEのファウンダーたちが過去に携わった施工や作品を集めたものです。ディレクションやオーガナイズを行った案件と実際に施工やデザインを行なった案件が混在しています。どれもDSURFACE名義での制作ではないため、第三者との共有及びインターネットや他のメディアで転用することはお控えください。